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食事で差が出るむくみ解消の基本 ~コラム No.12~

食事で差が出るむくみ解消の基本

 

年齢を重ねると蓄積されてくるむくみ。
日々溜まっていくむくみは、解消しないと血流がわるくなりくすみ、フェイスラインの崩れの原因にもなります。
朝起きた時、夕方疲れを感じた時、むくみを感じることはありませんか?
体が膨張しているのを感じるなら早いうちにむくみ対策をするべきですね。

 

 

実践すれば差がでる食事のルールとは?

 

1.「むくみ」とは?
2.むくみを解消する基本
3.むくみ解消に効果的な朝の食習慣
4.むくまないための水分のとりかた
5.基本はたんぱく質
6.実は控えたほうがいい乳製品

 

 

1.「むくみ」とは?


 細胞と細胞の間(細胞間隙)の水分(間質液)が蓄積された状態をさします。
間質液はそのままでは排出されないので、リンパ管で回収して血液に戻す事が必要になりますが、何らかの理由でリンパ管がうまく機能せず間質液が血管にもどりにくい状態であることがむくみの正体です。

 

 


「むくみかな?」と思ったら、気になるところを指で2秒くらい押さえてみてください。押さえたところがすぐに戻らなければ、そのパーツがむくんでいる可能性があります。
一時的なむくみの原因には、塩分の摂りすぎ長時間同じ姿勢を保つ冷えストレスなど、日常でよくあることが原因であることもあります。
長期間続くむくみは病気の可能性もあるので病院で診断を受けてくださいね。

 

 

 

2.むくみを解消する基本

 

 むくみを解消する基本は、「体をあたためる」「リンパ液を流す」ということ。体が冷えた状態だと血液、リンパ液の流れがスムーズにいきません。

 

 

 


まずは温める事が大事ですが、厚着したりカイロを使用したり、体を外から温めようとすると、体は発熱する必要性を感じず自ら熱をつくろうとしなくなります。
なので食べものや飲み物で体の中から熱を作ることが必要なのです。

 

 

3.むくみ解消に効果的な朝の食習慣

 

 朝、まず食べたいのは果物。糖分が含まれるので、生野菜のサラダを食べるより体に熱がつくられます。
果物の中でも体の中から余分な水分を排出するカリウム豊富な果物がおすすめ。
メロン、サクランボ、柿に多く含まれ、1年を通じて手にいれやすいキウイもカリウムは豊富です。

 

 

 


バナナやドラゴンフルーツはカリウムは豊富ですが、南国系の果物は体を冷やしやすいので、控えたほうがいいです。
果物は数種類を一度にとると違う酵素が打ち消しあうので1種類だけを食べるのが効果的。。
ありがちなのが、「3食きちんと食べたほうがいい」という思い込みで、義務のように食べるパターン。午前中は排泄の時間帯なので
食欲がなければ食べる必要はありません。
もし、しっかり食べたいのであればエネルギー源になるお米と味噌汁がおすすめ。大豆に含まれるカリウムやマグネシウムが余分な塩分を排出します。
パンは体を冷やす小麦が原料なので、むくみを抑えたいときはひかえたほうがいいです。

 

 

 

4.むくまないための水分の摂り方


 睡眠中は水分補給ができないので、寝起きは軽い脱水状態です。
ドロドロになった血液やリンパ液を流すために水分補給が必要ですが、冷えが気になる人が冷水を飲むと、身体が芯から冷えてしまいます。
なので、冷水よりも内臓からじんわり温かくなる白湯がおすすめ。そして水分補給で大事なのは体のサイクルに合わせること。
午前中は排泄の時間帯なので、お昼までに水分を多くとり余分な水分を尿としてすっきり排出しましょう。
冷たい水を一気に飲むのはNG。常温でこまめに飲むようにしてください。

 

 


夕方から夜にかけては身体が水分をため込むようになるので、過剰な水分摂取はむくみにつながります。あまり飲みすぎないようにしましょう。

 

 

 

5.基本はたんぱく質

 

 むくみといえば塩分、水分を気にしがちですが、実は重要なのが、動物性たんぱく質
リンパ管には自ら収縮してリンパ液を流す働きがありますが、周囲の筋肉のポンプ作用で流れが促される特徴があります。なので
筋肉量が少ないとポンプ作用が少なくむくみの原因になってしまうのです。
おすすめは赤身肉

 


赤身肉は血液をつくり、血管を丈夫にするタンパク質と鉄分が両方含まれているので血流もよくなります。

 

 

6.実は控えたほうがいい乳製品


 乳製品には代謝を滞らせるリスクがあるのをご存じですか?
牛乳はカゼインというたんぱく質がほとんどを占めています。
牛はそれを消化する酵素をもっていますが、人にはあまりありません。
世界人口の65%は牛乳を消化しにくい体質だといいます。

 

 

とくに日本では乳製品を食べる習慣がなかったので乳糖や乳脂肪を分解する酵素をもっている人は日本人のわずか20%。
乳製品を摂取しなければ、消化機能が向上しむくみの解消につながります。
消化不良は腸壁に老廃物がたまり、代謝を滞らせるからです。
健康のためにと習慣的に食べているヨーグルトもむくみが気になるなら、少し控えめにすることをおすすめします。

 

 


一時的なむくみも放置しておくといつのまにか慢性的になってしまうかも。
もしむくんでしまったら、日頃の食事を見直してむくまない体を目指しましょう。

 

 

 

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杉本陽子(すぎもとようこ)

第2期認定トレーナー
認定講師(担当講座:1Dayベーシック講座)
主な活動エリア:横浜・東京

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