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リラックスも、エクササイズも…アンチエイジングダイエットに欠かさない呼吸の話 ~コラム No.20~

~リラックスも、エクササイズも…アンチエイジングダイエットに欠かさない呼吸の話~

 

こんにちは
認定トレーナーの岩本祥子です。

 

私たちは日常、特に何も考えず呼吸しています。
呼吸とは、息を吸って吐くことですが、これによって生命を維持する大事な機能の一つなんです。
呼吸によって送りこまれた酸素によって体はエネルギーを生み出すので、深い呼吸で酸素を取り込むほうがエネルギーも生み出され心身ともにリフレッシュすることができるんです。
呼吸の事を知っているとアンチエイジングにもダイエットにも成果も出やすく必要な事なんですよ。

 

1.腹式呼吸と胸式呼吸
2.腹式呼吸
3.腹式呼吸の方法
4.胸式呼吸
5.胸式呼吸の方法

 

1.腹式呼吸と胸式呼吸

呼吸は、腹式と胸式で行っています。
肺には筋肉がないため、横隔膜というお腹の筋肉と肋骨にある肋間筋という筋肉を使って酸素を取り込んでいます
これによって、体のエネルギーを生み出すもとになっているわけです。
呼吸が浅く、酸素が十分に全身の細胞に回らなければ、体はエネルギー不足にもなるのです。

 

2.腹式呼吸

腹式呼吸は横隔膜の上下を主に使って空気を取り込みます。
腹式呼吸は、副交感神経が優位になり深いリラックスを得ることができます。
また免疫の働きを正常化させたり「ハッピーホルモン」と言われるセロトニンを分泌したりします。
意識して、腹式呼吸をすることでお腹周りが鍛えられることでお腹も締まる効果も!

 

 

 

〇腹式呼吸で期待できる効果

・姿勢が良くなる
・便通が改善しやすい
・声量が増える
・代謝がよくなる

 

3.腹式呼吸の方法

①お腹をへこませながら鼻からゆっくり吐いていく
②息を吐ききったら鼻から息を吸い込む
③お腹にためるよう、吸いきったら数秒止める
④お腹をへこませながら、鼻からゆっくりと吐き出す

これを繰り返していきます。

 

4.胸式呼吸

胸式呼吸は肋間筋と横隔膜を広げるようにして空気を取り込みます。
胸式呼吸は交感神経が優位になることで頭がすっきりして適度な緊張感を体に与えることができます。

 

 

〇胸式呼吸で期待できる効果
・肺活量アップ
・脂肪燃焼効果
・胃腸の働き

 

5.胸式呼吸の方法

①楽な姿勢で座る
②胸を膨らませるように、鼻から息を吸う
③息を十分に吸い込んだら胸をしぼませるように息を吐きだします

 

これを繰り返していきます。

 

 

ストレスを感じていると、いつの間にか呼吸が浅くなっていきます。
常に浅い呼吸を続けていると、副交感神経の代わりに交感神経ばかり働くようになり、体のあちこちに支障が出やすくなります。
逆に呼吸を深くすることで心がコントロールでき、イライラしたりすることも減るという効果があります。
また、現代の様に前かがみの姿勢でいることも呼吸は浅くなります。
肋骨あたりをよくほぐしてあげることも横隔膜が良く動き浅い呼吸解消の一つです。

 

また、鼻には吸った空気を浄化する機能があるので鼻から息を吸うのが本来の形なんです。
鼻呼吸は睡眠の質をよくするため、若さを保つ成長ホルモンやメラトニンホルモンが分泌されるのでお肌にもいいんですよ。


鼻呼吸を習慣にする方法として、口周りの筋肉のエクササイズいう方法があります。
これは鼻呼吸が習慣になるだけではなく顔が引き締まりアンチエイジングにもなる為、継続するのがおすすめです。


人の呼吸は1日に2万~2万5000回、80歳まで生きると6億~7億回という呼吸を繰り返します。
腹式呼吸、胸式呼吸どちらの呼吸法が優れている訳ではありません。
腹式はリラックス胸式は活動を始めるときに最適な呼吸、アンチエイジングにもダイエットにも取り入れると効果抜群の呼吸を日常生活にうまく取り込みましょう!

 

 

 

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岩本祥子(いわもと しょうこ)
JADA マスター講師
主な活動エリア:東京
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