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「糖化」を防いで老けない身体を手に入れよう!

「糖化」を防いで老けない身体を手に入れよう!

 

今週のコラムは「糖化」について。

「酸化」と共によく耳にする「糖化」ですが、簡単に言うと「身体が焦げている」ということなんです。
嬉しい言葉ではありませんよね。


“AGEs”という言葉をしっていますか?

 

日本語で「糖化最終生成物」という難しい言葉になるのですが、これが『焦げ』の原因となる老化物質の名前です。

体内でたんぱく質と余分な糖が結びつき、身体の熱によってたんぱく質が変性⇒劣化することで生まれる物質のこと。

この生成される反応のことを『糖化』と呼びます。

 

例えば、玉子焼きやホットケーキなど、たんぱく質を多く含むものに砂糖を混ぜて焼くと、美味しそうな褐色になったり、砂糖の入っていないものより焦げつきやすくなったりしますね。まさにそれが『糖化(焦げ)』という状態なのです。

 

 

 

『糖化』と『老化』の関係

 

AGEsが体内に蓄積されていくと、様々な症状が現れてきます。

〇美容面では…。

皮膚の粘弾性低下(肌のくすみ、シワ、たるみ、乾燥等の老化現象)

 

〇健康面では…。

動脈硬化、骨粗鬆症、糖尿病合併症、認知症など

 

 

 

 

美容や健康と深いかかわりのあるコラーゲンたんぱく質ですから、『糖化』とアンチエイジングの密接な関係がお分かりいただけるかと思います。
では、実際どのようなもので糖の摂りすぎになってしまうのでしょうか?
日々の生活の中でついつい手が出てしまうものがたくさんありますのでチェックしてみましょう。

 

 

 

〇糖化を促進させる主な食べ物

・ケーキや菓子パンなどの甘いもの
・炭水化物
・揚げ物などの動物性食品
・清涼飲料水
・異性化糖(果糖、ぶどう糖、液糖・・・等)

※果糖またはぶどう糖を主成分とする糖のこと。糖化のスピードを加速度的に早めるため、できるだけ避けたい甘味料です。
※野菜や果物から果糖を摂取する程度であれば、食物繊維や他の有用な栄養素と一緒にとることもあり大きな問題にはなりません。(摂りすぎには注意)

 

上記の様に、基本的に【甘いもの】は、糖化を促進させるということが分かります。
摂りすぎなければ問題ないのですが、常に避けてばかりはいられないのが現実ですね。

 

 

『糖化』を防ぐ対策


『糖化』を防ぐために効果的な食べ方や食材を知って、ぜひ取り入れていきましょう。

 

 

〇糖化を予防する食べ方

・食物繊維の多いものから食べ始める⇒糖の吸収を緩やかする
(野菜、キノコ、海藻等)

・GI値の低いものを多めにとる⇒血糖値の急上昇を防ぐ

・よく噛んでゆっくり食べる

・空腹時間を空けすぎない(欠食しない)

 

 

〇糖化を防ぐ食材

・生姜
・アーモンド
・カモミール
・よもぎ
・キャベツ
・ドクダミ
・食物繊維の多い食材

 

これらの食材は美容にもとてもよい効果がありますので、ぜひ積極的に摂ってみてください。

 

 

お酒の糖質もチェック

 

これから年度末になると、歓送迎会などで飲酒の機会も多くなるかと思います。
そんな時にも、少し糖質を意識してお酒を選んでみましょう!

 

 

 

〇糖質が少ないアルコール

・辛口ワイン(白よりも赤の方が〇)
・焼酎、ブランデー、ウイスキーなどの蒸留酒


〇糖質が多いアルコール

 

・日本酒(原料:米)
・ビール(原料:麦芽)
・紹興酒などの醸造酒(原料:穀物)


適度な量でお酒も楽しみましょう♬

 

 

リフレッシュも大切です!

 

さて、ここまで摂取するものに焦点を当ててお話してきましたが、『適度な運動』も意識してみてください。
忙しくて時間が取れない!という方も
エスカレーターよりも階段・歩幅を大きくして歩く・早歩きをする・常にお腹に力を入れておく】など、ちょっとした工夫で日々のエネルギー代謝は大幅に増加します。

 

最後に、「甘いもの」は時には心の栄養になるものです。

あれもダメ!これもダメ!では人生の楽しみが半減してしまいますね。
食べてしまったことを後悔するより、日々のケアを大切にしてくださいね。

 

無理せず!賢く!楽しんで!アンチエイジング!
いつまでも、美しさと健康を維持できるように『焦げ』ない女を目指しましょう!!